富貴蘭の杜

富貴蘭栽培を中心に、鉄道、釣り、旅行、天文など趣味の話題を綴っていきたいと思います

お土産

 先日、千野さん宅を訪問した折に頂いたお土産をご紹介します。

 まず最初は建国殿。この木自体は墨も堅状線も出ていませんが、竹野町の大棚にあった木の系統だそうで、兄弟木には天葉に中斑状の縞が出ているものがありました。建国殿は棚が変わったりすると芸を現すことがあるようで、仲間同士で増え芽を交換し合って楽しむことができます。
 前の記事にも書きましたが、ラベルには「310B」とあります。これは「○○さんの所から出た2番目の木」というくらいの意味なのですが、千野さんのお棚には「310A」もあったので、2人で「こちらは『○○栄作』、そっちは『○○B作』ですね」などと冗談を言い合って笑いました。ちなみに「910」もあったのですが、皆さん、その木はどなたの棚から来た木かお分かりですか?



 次は「羆」の実生。この木も現状青です。八王子の美咲園さんにある本羆の花粉を使ってできたものだということでした。



 こうして画像を並べてみると、ラベルを取ってしまえば両者は区別がつかないくらいよく似ていると思います。羆の軸元への泥の入り方は「ポテッ、ベタッ」という感じでとても特徴がありますが、実生をしてもその特徴は引き継がれることが分かります。建国殿(と称する木)の泥の入り方にはバラエティがあると体験的に感じていましたが、こうしてみると、その中には羆の青の増え芽が相当量混入して流通しているのではないでしょうか。
 
 最後は「YKK」。八王子のIさんの所から出た木だそうで、泥軸なので紅孔雀の実生の系統ではないか、と千野さんはおっしゃっておられました。羅紗地合いが強くなり葉裏から見ると紺縞状に見えるものも兄弟木にありました。



 次は鉢をご紹介する予定ですが、桐箱を注文して帰りましたのでそれが到着してからまとめて、ということになるかもしれません。どうかご了承ください。
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千野鉢…工房&お棚訪問

 前から一度ゆっくりとおじゃましたいと思っていた、出石町の千野さん宅へ行って来ました。島根と兵庫ではずいぶんイメージが異なるようですが、兵庫県でも出石町のある但馬地方は風土的にも山陰と共通した部分が多く、とても懐かしい感じのする田園風景が広がる、大変のどかな所にお住まいです。

 お棚は東向きで南にも開けており、西と北は裏山で午後の太陽光が遮られるようになっていました。横に大きな欅の木があり天然の遮光ネットの役割を果たしていましたが、採光がもう少し欲しい頃には葉が生い茂ってしまうのだそうです。風通しも良くかつ湿度も感じられ、ベランダ栽培の私には羨ましいくらいの環境に思えました。
お気に入りの豆葉、無地葉変わり品種を中心に三百鉢ほどを栽培しておられます。
 画像はお土産に株を割って頂いているところ。



 建国殿・羆系はこの時期日照を取りたいという理由から、棚の東向きの窓の外に吊してありました。鉢は愛楽園製の特注鉢。美咲園さんの別名パンダ鉢とも呼ばれる、つばと足の部分のみに黒の釉薬をかけて焼いた楽鉢の、釉薬を白いものに変えたオリジナル品だそうです。熱吸収率が抑えられるため夏場の蒸れの心配がないということでした。素焼きのラッパ型鉢と違い、展示用の透かし鉢に植え替えても根の整理等、手を入れる必要がないのもこの鉢のいいところとのこと。
 作場全体では特注鉢以外にも普通の黒楽鉢、素焼きのラッパ鉢、ご自身の透かし鉢、プラ鉢と、およそあらゆる種類の鉢が使われており、置き場や品種の性質などによって使い分けておられるように思われましたが、肝心のご本人への確認をし忘れてしまいました。次の機会にうかがおうと思います。



 そしていよいよ棚の奥の工房を拝見させて頂きました。製作途中の万年青鉢や富貴蘭鉢などを間近に見ることができて感激!素人のとぼけた質問にも親切丁寧に答えて頂き、ただただ感謝。「一番気を遣う作業行程は?」の問いへの答えは、意外にも「窓枠の部分の貼り付け!」でした。粘土をこねてこよりのように細く延ばしたものを貼り付けていくのだそうですが、紐状に延ばす先から乾燥するため、細かいRの部分にすぐ折れが入ってしまうのだそうです。





 最後の画像は千野さんが学生時代に製作された木彫りのシューズ。HPにも登場するお馴染みのアイテムですが、今回は面白いお話しを伺うことができました。
 この靴、実は左右で制作時期がずれているのだとか。左足用の方はまだ靴が新品のころにそれをモデルに作り、右足用の方は同じ靴をかなり履き込んでから作ったのだそうです。そう言われて改めてよく見てみると、確かに右足用の靴には布地部分の張りが感じられません。そういう「ヤレタ」感を表現できるということはすごいことだなぁと改めて思いました。



 千野さん、お忙しいところを1日潰してお付き合いくださり、本当に有り難うございました。
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8年半ぶりの隠岐島前(どうぜん)釣行

 10月の終わりに、本当に久しぶりに隠岐の島へ友人と2人で釣りに行ってきました。毎年数回、春と秋にせっせと島磯に通っていたのはブログにうつつをぬかし始めるずっと以前のことですので、記事として投稿するのはもちろん初めてです。

 朝9時半発のフェリーに乗り込み、お昼過ぎに磯に上がった1泊2日の釣行の前半は、仕掛けの作り方やハリスの結び方など、もう一度覚え直すつもりで相方を質問攻めにしながら、それでもライントラブルなどで実勤時間はごく僅か。そのため夕まづめの一番美味しい時間帯も逃してしまいました。相方はこの時貴重なキープサイズのマダイを3枚上げていたので悔やまれます。

 後半(つまり夜中から明け方にかけて)は気力・体力の衰えには勝てずだらだらとした展開に。死力を振り絞って(笑)竿を振った朝まづめも結局不発に終わり、キープサイズのマダイは釣れませんでした。その他の釣果は足の裏ちょいのサイズのグレ(くろあい、メジナ)が2枚、ワカナの子(ツバス、隠岐ではヤズ)が2本、餌盗りのアジが10匹ちょっと。餌盗りと言っても今回の獲物の最長寸は43?の大アジですから馬鹿にはできません。帰った日の晩ご飯にそのアジを刺身とタタキにして美味しくいただきました。

 釣り場のスナップ。正面遠方に見えているのが知夫里島。今回上がったのは西ノ島の西向きの海岸でスヤ鼻と呼ばれる磯。我々の釣り場の背後も、画像左手から突きだしている断崖と同じ様な急な崖になっていました。



 島前(これで「どうぜん」と読みます)への釣行の際にターミナルとなる知夫里島の来居港。写っている船は島前3島間を結ぶ内航船のフェリーです。その名もずばり「どうぜん」。私が海士町に住んで居た頃は先代の「びんご」というフェリーが運航していました。内海なので海面は穏やかです。本土から釣りに来る時はここでフェリーから磯へ上がるための渡船に乗り換えます。もっとも近頃は、本土の港まで渡船が送り迎えに来るチャーター便の方が一般的になりつつあるようですが。



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四国富貴蘭会の展示・交換会にて

 投稿途中で風呂に入り、上がって来たら日付が替わってました。ということで月遅れの記事になってしまいましたが、鳥取の展示会の翌日(12日)に高松のマツノイパレスで行われた四国富貴蘭会の展示・交換会も覗いて来ました。

 前日の鳥取での私の不穏な動きを察知したためか、その夜、同伴で家電量販店に連行され、年内いっぱいは頑張って動いてもらうはずだった冷蔵庫をあっさりボーナス払いで購入させられましたので、交換会は荷の傾向と相場のチェックが目的となりました。会場ではだねさんのお父様、小豆島の真砂氏とお話しをさせて頂くことができましたし、栽培記さん、可愛い蘭さん、紀伊さんなどブログ仲間の皆さんともお会いできてとても楽しい時間が過ごせました。

 交換会で良い値がついたのは建国殿縞、錦織など。そしてさすがに本場だけあって西鶴が数鉢出品されているのには感心しましたが、人気が高いのでしょうね、お値段はまだまだ強含みだったように思います。

 展示品はどれも力作ぞろいでしたが、中でも半世紀近く作り込んであるのでは?と思ってしまった淀の松は見事でした。その他の作品についても、細かな説明はできませんので画像でご判断ください。



















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山猫です。

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デハニ50形の運転台。今日の電子機器がずらりと並ぶそれと比べると何とシンプルなことか。


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